
宝塚市・逆瀬川にある「おかだ消化器・内科クリニック」は、地域の皆様の健康と笑顔を守るため、日々の診療に取り組んでおります。内科・消化器内科を専門とする医師として、患者様お一人おひとりの症状に合わせた丁寧な診療を心がけ、予防から治療まで幅広くサポートしております。
このブログでは、当院での診療内容や、皆様の健康管理に役立つ医療情報を、わかりやすくお届けしてまいります。
今回は、女性の大腸がんが増加している現状と、その原因や症状についてお話しいたします。
女性の大腸がんの現状
現在、国内の女性のがんによる死亡数で最も多いのが大腸がんです。30代から徐々に増加し始め、50歳前後から急激に増加する傾向にあります。
大腸がんは早期発見できれば高い確率で治療が可能ですが、初期の段階では自覚症状が現れにくいことが特徴です。
女性に大腸がんが多い理由
女性に大腸がんが多い背景には、いくつかの要因があります。食生活の変化や運動不足といった生活習慣の変化に加えて、女性特有の便秘の問題が関係していると考えられています。
特に便秘は腸内環境を悪化させ、大腸がんのリスクを高める可能性があります。
大腸がんの症状
大腸がんの症状は様々です。下痢と便秘を繰り返す、便が細くなる、血便が出る、お腹に痛みがあるなどの症状が代表的です。
しかし、これらの症状がほとんど現れないまま進行することもあります。また、血便に気づいても痔だと思い込んでしまい、診察が遅れるケースも少なくありません。
大腸がんのリスク要因
大腸がんの発症には、生活習慣が大きく関わっています。運動不足、動物性脂肪の多い食事、野菜不足、喫煙、過度の飲酒などが主なリスク要因です。
また、大腸ポリープの既往がある方や、大腸がんの家族歴がある方は特に注意が必要です。
当院での検査と対応

当院では、日本消化器内視鏡学会専門医の資格を持つ女性医師が、できる限り苦痛を抑えて大腸カメラ検査を実施しています。検査の説明から実施、結果の説明まで、すべて女性スタッフでの対応が可能です。
特に女性の方は検査に対する不安や恥ずかしさから、受診をためらってしまうことがあるかもしれません。しかし、大腸がんは早期発見が何より重要です。当院ではわかりやすい説明を心がけ、皆様の不安や疑問を丁寧に解決させていただきます。
予防と早期発見のために
大腸がんの予防には、バランスの良い食事と適度な運動が大切です。特に便秘の方は、生活リズムの改善や水分摂取を意識することをおすすめします。また、40歳を過ぎたら定期的な検査を受けることが大切です。
便潜血検査は手軽に受けられる検査ですが、より確実な検査として大腸カメラ検査をおすすめしています。気になる症状がある方、検査に不安をお持ちの方は、まずはご相談ください。
当院では、女性の方でも安心して検査を受けていただける環境を整えております。大腸がんの心配や便秘でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。