- HOME>
- 炎症性腸疾患(IBD)
ibd炎症性腸疾患とは
炎症性腸疾患とは、腸に起こる炎症の総称です。主に、細菌やウイルスの感染によるものや薬剤の影響などによる「特異性腸炎(特異的炎症性腸疾患)」と原因が不明な「非特異性腸炎(非特異的炎症性腸疾患)」に分けられます。
一般的な炎症性腸疾患は「非特異性」のものであり、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2種類があります。
両疾患とも若い年代で発症しやすく、発症者は年々増加傾向にあります。基本的には発症すると根治することがまれであり、「再燃」と「寛解」を繰り返していくことになります。
いかに「寛解」の期間を長く維持することが大切であり、「その病気とうまく付き合えるかどうか」が治療の肝となります。
ibd 早期発見と症状のコントロールが重要
炎症性腸疾患は、いかに早期発見するかがポイントです。
最近では、炎症性腸疾患に有効なお薬が出てきています。このお薬を患者様によってうまく使い分けることにより、症状をコントロールできる方が増えてきました。
寛解を維持するための治療は、腸の炎症や腹痛、下痢や下血、発熱を和らげることによって社会生活を問題なく送るためのものです。お薬だけでなく、日頃の食生活も気をつけなければなりません。といっても食事制限をするということでなく、バランスの良い食生活を心がけ、暴飲暴食を避けていればOKです。
また、寛解したからといって治療をやめていいわけではありません。定期的に受診して状態を把握することで、その時々に最適な服薬や治療を行うことが重要なのです。